日本造血・免疫細胞療法学会雑誌
Online ISSN : 2436-455X
総説
Late onset SOSの診断・治療の現状
髙木 伸介
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2025 年 14 巻 1 号 p. 1-5

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抄録

 類洞閉塞症候群(SOS)は造血細胞移植後の主要な合併症の一つで,重症化すると致死的な経過を辿る。診断基準は修正Seattle基準とBaltimore基準が長年使用されてきた。2016年に欧州血液骨髄移植学会(EBMT)から新しい診断基準が提唱され,その後,2023年にその改訂版が公表された。本稿ではEBMT診断基準で提唱されたlate onset SOSについて現状と今後の課題を論じる。

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© 2025 一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会
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