東京未来大学研究紀要
Online ISSN : 2433-5487
Print ISSN : 1882-5273
原著
教師の不祥事イメージと信頼の規定要因
―本人の学校経験とメディア接触に着目して―
須藤 康介
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2022 年 16 巻 p. 79-89

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抄録

 本稿の目的は、筆者が日本全国の25 ~59歳を対象に実施した「教育についての意識・経験に関する調査」から、一般の人々の教師の不祥事イメージと教師への信頼の実態を明らかにするとともに、その規定要因を、本人の学校経験とメディア接触に着目して検討することである。分析の結果、中学時代に成績が悪かった人が「教師はわいせつが多い」「教師は犯罪率が高い」「教師は信頼できない」と思う傾向、小中高でイヤな思い出がある人が「教師は犯罪率が高い」「教師は信頼できない」と思う傾向、高3でなりたかった職業と現職が一致していない人が「教師は信頼できない」と思う傾向などは、認知的不協和理論が当てはまった。また、ドラマを見る人が「教師は体罰が多い」「教師は犯罪率が高い」と思う傾向、ゲームをする人が「教師はわいせつが多い」と思う傾向、Webニュースを見る人が「教師は犯罪率が高い」と思う傾向などは、培養理論が当てはまった。

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