今回の研究では「自己老人イメージ」(将来、自身が老人となったときのイメージ)を通して、SD 法によるイメージの測定結果と自由記述におけるイメージの測定結果との関係性について検討した。その結果、SD 法の因子分析の結果、「評価」「活動性」「有能性」「秩序性」「勢力」の5 因子が抽出された。さらに因子分析の因子得点を用いて3 つのクラスタを抽出し、このクラスタと頻出語の対応分析を試みた結果、それぞれのクラスタが特徴的な語と対応していることが示された。特に肯定的なイメージを有するクラスタは肯定的な対人関係を示すような語の、否定的な印象を持つと評価されたクラスタは観察可能な活動あるいは否定的な状態を示すような語の使用が見られた。