北海道大学大学院文学院 [日本]
2019 年 10 巻 p. 39-57
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近代中国における「日曜日」の受容に関しては、これまで文学や歴史学、社会学などの分野において研究が進められてきた。しかしながら、それらの先行研究の大多数は、民国期に重点が置かれたものであり、清末期における「日曜日」の受容についての考察は十分とは言えない。本稿は、清末における一週七日制の名称を検討した上で、清末の新聞『申報』の記事を中心に、休息、娯楽、および犯罪事件といった三つの観点から清末における「日曜日」の受容を考察するものである。
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