時間学研究
Online ISSN : 2424-208X
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臨床医学の心を哲学する
武藤 正彦
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2018 年 9 巻 p. 23-28

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抄録
 わが国の現代社会は少子高齢化時代を迎え、加齢に伴うがんなどの難病と対峙していかなければならない状況に追い込まれている。死を目の前にした患者を対象とする臨床医学の現場で働く医師にとっては、患者およびその家族にどのように対処していくべきかの難題が横たわっている。本稿では、著者の40年間におよぶ臨床医学の経験をとおして出会った死を覚悟した患者の生き様を紹介し、医師としてどのように患者と向き合えばかよいのか、その処方箋について哲学的視点から問うてみる。
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© 2018 日本時間学会
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