学術の動向
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第2部 地方発の産学連携/地域連携の取組事例
アクセシビリティリーダー育成プログラム (広島大学)
山本 幹雄
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2022 年 27 巻 11 号 p. 11_25-11_30

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抄録

 広島大学では、「すべての学生に質の高い同一の教育を保障すること」「成績・評価の公平性を担保すること」を基本理念として、障害のある学生を含む多様な学生に対する修学支援とアクセシビリティ推進に積極的に取り組んでいる。アクセシビリティリーダー育成プログラムは、広島大学がプログラムを開発し2006年に広島大学の学生を対象として開始された人材育成プログラムである。2009年には産学官連携による協議会を設立し、2010年に同プログラムの全国展開を果たし、2022年現在も同プログラムを実施する大学は増加している。本稿では、同プログラムを開始するまでの経緯及び協議会設立の経緯とその後の展開について報告するとともに、障害学生支援の取組がどのように人材育成プログラムと関係してきたかについて概説する。

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