着霜環境下における円管の熱伝達性能を向上させるため,円管下流にスプリッタープレートを付加する手法を提案し,この手法を評価するための基礎実験を行った.比較対象となる単円管に加え,プレート長さが円管径の1.0/2.0 倍のスプリッタープレート付き円管,並びに同じ伝熱面積を持つクロスフィンチューブを用意し,伝熱性能および圧力損失を評価した.-20 ℃および-196 ℃の冷媒を用いて実験を行った結果,スプリッタープレート付き円管は,同じ伝熱面積をもつクロスフィンチューブと比較し圧力損失の増加を抑えることが可能であり,結果として単位圧力損失当たりの熱交換量を増大させることが分かった.