日本冷凍空調学会論文集
Online ISSN : 2185-789X
Print ISSN : 1344-4905
ISSN-L : 1344-4905

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

太陽熱一重二重効用吸収式冷凍機の設計手法の確立
八橋 元齋藤 潔鄭 宗秀
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 14-36_OA

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録
太陽熱一重二重効用吸収式冷凍機は太陽熱のバックアップとして量産型の高効率二重効用吸収式冷凍機を備えているため,太陽熱利用空調システムとして普及が進みつつある.本論文では当該冷凍機の主構成要素の熱・物質収支に関する解析モデルを構築して,太陽熱を利用して効率を高めることを目的とした設計の最適手法の確立を試みた.従来,設計に際してKA 値を変えることは熱交換要素などの製作が必要となるため,制約があった.本手法では与えられた仕様に対し,KA 値の特性を得て,最適のCOP を得る解析を行った.本手法を用いることにより,多くの試作製作を省くことができ,設計スピードの向上が期待できる.さらに溶液のフローパターンが異なる三種類の二重効用サイクルの評価を行った結果,リバースフローをベースとしたサイクルが高い効率を得ることが判った
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 日本冷凍空調学会
feedback
Top