Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene
Online ISSN : 2186-1811
Print ISSN : 0304-2146
ISSN-L : 0304-2146
インドネシア由来のネッタイシマカおよびヒトスジシマカにおけるデング3型ウイルスとチクングニアウイルス増殖の比較
SOEDARTO SOEKIMAN小西 英二松村 武男
著者情報
ジャーナル フリー

1987 年 15 巻 1 号 p. 37-41

詳細
抄録
スラバヤ系ネッタイシマカにおけるチクングニアウイルス増殖を対照として, 同蚊およびマラン系ヒトスジシマカにおけるデング3型ウイルスの増殖を経口感染により調べた。蚊の平均保有ウイルス量の最高値はいずれの組合せにおいても高く, 感染後8日から12日目に約106から108FFUを示した。この結果からインドネシアの農村部におけるデング出血熱の流行に関与する媒介蚊として, ネッタイシマカの他にヒトスジシマカも重要であることが示唆された
著者関連情報
© 日本熱帯医学会
前の記事
feedback
Top