特殊教育学研究
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聾学校における聴能サービスの実態調査報告
立入 哉
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1998 年 35 巻 4 号 p. 21-27

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抄録

著者は1995年6〜7月にかけて、全国の107の聾学校を対象に「補聴器とそのフィッティング・学校の聴能サービスに関する調査」を実施し、95校(回収率89%)から回答を得た。この結果、各校の分掌形態は非常に多様であること。聴能専科として149人、養訓専科を含むと344人の聴能担当職員がいることがわかった。自由記述意見として、聴能担当教員の数が十分ではない、聴能サービスが十分に提供できうる環境が整っていない、専門スタッフの必要性を訴える意見などが見られた。さらに、多くの学校が、在籍児以外への聴能サービスを提供していること、聴能サービスの実施者については、より専門性が高いと思われる内容や、聾学校以外に在籍する児童・生徒に対する聴能サービスは、聴能担当者が行う割合が高くなっている傾向を知ることができた。

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© 1998 日本特殊教育学会
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