特殊教育学研究
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実践研究
自立活動における応重力姿勢の継続的経験が認知活動および呼吸機能に及ぼす効果に関する実践的研究 ―呼吸障害のある重度・重複障害児を対象として―
小柳津 和博森崎 博志
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2015 年 53 巻 4 号 p. 285-295

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抄録
本研究では、肢体不自由特別支援学校の重複障害学級に在籍する重度脳性まひ児2名の自立活動の指導として動作法を適用した際の細かな発達的変化をもとに、自立活動の指導方法として動作法の適用による教育的効果を検討することを目的とした。1年間の指導の結果、対象児は応重力姿勢の獲得だけでなく、共同注意行動の発達、血中酸素飽和度の向上等がみられた。重度・重複障害児への動作法を適用した指導は、自立活動の6つの区分すべてにおいて効果がある点に教育的意義を提唱できることが具体的な実証データをもとに示唆された。
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© 2015 日本特殊教育学会
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