糖尿病
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気腫性膀胱炎を併発し敗血症性ショックにて死亡した糖尿病の1例
北澤 光孝石井 隆西澤 誠山下 尚洋中野 茂木越 俊和津川 龍三石川 義磨内田 健三
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1998 年 41 巻 12 号 p. 1095-1101

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抄録
症例は, 52歳女性.46歳時にはじめて糖尿病, 高血圧症を指摘されたが自覚症状なく通院加療を自己中止し経過した.1997年1月に発熱および血尿を主訴に来院し, 精査加療のため入院した.体格は全身痩身.意識は清明.体温38.7℃.血圧98/64mmHg.脈拍98/分・整.検尿で糖・蛋白・潜血陽性.血糖562mg/dl.CRP55mg/dl.Cr2.6mg/dγ.腹部X線で骨盤腔内にbeaded necklace状のガス像を認めた.尿・血液からE.coliとKlebsiellaが検出された.SBT/CPZを投与したが17時間後敗血症性ショックにて死亡した.剖検ではガス貯留が膀胱粘膜・粘膜下組織に認められたが筋層には認められなかった.腎臓は腫大・変形し, 腎皮質で尿細管の基底膜外側にガス貯留が認められた。X線学的および病理組織学的に気腫性膀胱炎の合併が証明された稀な1例であり報告した
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© 社団法人 日本糖尿病学会
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