本企画は「本邦におけるトキシコロジストの活躍の場を広げてゆくために、その社会的位置づけの確立、向上に資すること」を目的とした継続的プログラムである。昨年は、大学、企業における基礎教育の概要、JSOT認定トキシコロジストの意義について討議した。
今回はトキシコロジストが業界の国際化にどのように対応してゆくのかを考える材料として、国内・海外のCROでの勤務経験、国内企業の国際化への過程で要求される条件、動物福祉の側面から見えてくるグローバルスタンダードという考え方、各極のトキシコロジー関連資格の比較などから国際化への対応を考えたい。企業の若手研究者、その指導者、さらに毒性関連領域に興味を持っている学生ならびにその指導教官の方々と課題を共有しどのように対応してゆくのか討議できることを期待している。