AIをはじめとするデジタル技術を扱うトキシコロジストの方々の活躍の場を増やすためには、その属する企業体等組織におけるDX(Digital Transformation : デジタル変革)推進を加速させることが重要である。そのためには、プロジェクトをコンサルティングファームやAIベンダーに丸投げにするのではなく、組織全体に当たり前のようにデジタル技術を扱えるような文化を醸成していかなくてはならない。これは一見、途方もなく難しい話のように思える。我々は、デジタル時代の豊かな社会を創ることを目指し、上辺の施策だけ変えるのではなく、組織を構成する『ヒト』から変わっていく視点にたち、このような難題に取り組んでいる多くの組織の変革を支援してきた。本セッションでは、製薬会社等いくつかの組織において採用されたアプローチや成功事例を示し、トキシコロジストの方々の活躍の場を増やす方法を模索していきたい。