日本毒性学会学術年会
第48回日本毒性学会学術年会
セッションID: W8-3
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ワークショップ8
AIエンジニアはトキシコロジーを知りません~エンジニア間のギャップを埋めて、AIの活用効果を最大にする~
*相馬 知也
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抄録

ここ数年「人工知能」や「AI」「機械学習」など、30年前はSF世界の中でしかなかったものが現実味を帯びてきている。その中で企業だけでなく個人のレベルでもAIを利用して新たな価値を見出そうと活用を模索している。しかし、AIも言ってみれば道具であり、上手に活用しない事にはその効果を得ることはできない。

しかしここで一つの大きな問題にぶつかる。それはAIを開発または使いこなすエンジニアと本当に利活用したい現場のエンジニアの間に生じるスキルのギャップである。お互い、相手の仕事の内容や技術について全く知らないのである。本来、技術というツールを最大限に活用するには相互理解が必要である。

本講演ではトキシコロジーを全く知らないAIエンジニアとAIを全く知らないまたは誤解があるかもしれないトキシコロジストが、どのように相互理解をし活用を模索していくかをテーマに講演者自身の経験をもとに解説する。AIの基本的な考え方から始まり、自身が行っている産業分野での事例にとどまらず、医療現場での活用研究事例などをふくめ、今後AI活用を進めていくうえでのポイントなどを解説する。

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