2003 年 6 巻 3 号 p. 009-016
本研究では,国内物流の現状を物流調査によって把握し,同時に輸送機関設計やタイムテーブル等の運航設定を行い,他の輸送モードとの競合を考慮した貨物輸送システムの設計について考察する.造船設計によって船舶の主要目を設定し,各貨物には時間価値を想定する.犠牲量モデルを用いたシミュレーションモデルを構築し,各貨物が最小犠牲量の輸送手段を選択するようモデル化する.その上で,従来の研究では行われていない,貨物の時間指定・マーケットオープンや輸送コスト等を考慮した輸送機関分担率の算出や,ディスカウント・キャッシュフローを用いた採算性評価等を示し,貨物輸送システムの設計手法の有効性を示す.