運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

本邦LCCの参入は空港の効率性を高めたのか?
-包絡分析法を用いた効率性・生産性評価-
安達 晃史
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: TPSR_23R_05

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録
欧米諸国における空港パフォーマンスとLCCの関係については,正負様々な結果が報告されている.わが国では本邦LCCの参入以降,航空旅客は増加するなか,その関係について不明瞭のままである.本稿は,わが国の空港とLCCやインバウンドとの関係について定量的に分析する初めての試みとして,2010〜16年度における国管理空港の航空系事業と空港全体の活動に関する効率性・生産性分析を行っている.DEAおよびMalmquist生産性指数を用いた生産性分析では,2012年以降,空港全体の生産性が2.65%の平均成長率で成長していることが示された.二重ブートストラップ法を用いた効率性に関する要因分析では,国内線LCCのシェア拡大が効率性を高めていることが明らかとなった.
著者関連情報
© 2021 一般財団法人運輸総合研究所
feedback
Top