繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
ISSN-L : 0285-905X
精紡糸の繊維配列について
井谷 和十郎
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1959 年 12 巻 8 号 p. 565-569

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抄録
研究目的太さむらのある精紡糸の表面繊維の配列度について考察する.研究結果(1) きわめて太いむらの部分の精紡糸の表面配列度はいちじるしく小である.(2) 太さむらのある精紡糸の微小区間のより数γと直径Dの間には次のごとき関係が導かれた.TDtanη=定数ただしtanηは原料の種類, より数などに依存する定数である.精紡糸の微小区間のより数を有効要素の配向角から計測した場合には, tanηの数値は1.18~1.62となった.
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© 社団法人日本繊維機械学会
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