繊維機械学会論文集
Online ISSN : 1883-8723
ISSN-L : 0040-5051
織物の抜取検査に関する研究
(第1報) 抜取検査の危険ときびしさ調整に関する理論的考察
安井 康二
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1968 年 21 巻 4 号 p. T92-T95

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抄録
目的 継続して多数のロットを抜取検査する場合, 抜取検査の危険を表わす新しい指数を導入する.この指数は個々の合格ロットの品質保証を目的とする.さらに, この指数を使って, 全数検査, 抜取検査, 無検査の3種類の検査方法を使いわけるきびしさ調整の方法を検討する. 成果  (1) 継続して抜取検査を行なう場合, 合格ロット中の悪いロット数および不合格ロット中の良いロット数の求め方を明らかにした. (2) 合格ロット中に不合格ロットが占める割合を求めた. (3) 合格ロット中に不合格ロットが占める割合を使って, 全数検査, 抜取検査, 無検査の3種類の検査方法を使いわける検査のきびしさ調整の原理を述べ, 従来の方法との違いを明らかにした.
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© 社団法人日本繊維機械学会
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