芝草研究
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アグリーン, シバゲンおよびトーンナップのヒメクグに対する除草効果とコウライシバの生育に及ぼす影響
小笠原 勝高橋 勝弘米山 弘一竹内 安智近内 誠登
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1993 年 21 巻 2 号 p. 173-177

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抄録

ヒメクグに対する除草効果はシバゲン>アグリーン>トーンナップの順で高かった。シバゲンおよびアグリーンの除草効果はトーンナップと異なり, 刈り込みや処理時期の影響を受けやすく, 刈り込み直後の処理で最も高いことが明らかになった。
一方, シバゲン, アグリーンおよびトーンナップの薬量をそれぞれ, 100, 100および300g/10aとして, コウライシバの生育に及ぼす影響を調べた結果, これらの除草剤は刈り込みや目土を行わない場合には, コウライシバに対して極めて高い安全性を示したが, 目土が厚い場合や刈り込み直後に処理した場合には, コウライシバの生育を抑制することが明らかになった。このことから, ヒメクグの防除には刈り込み直後の処理が最も効果的であるが, 目土が厚い場合や刈り込み直後に処理する場合には, コウライシバに対してより安全に用いるためにも, 処理薬量に留意し均一に散布することが重要と考えられる。

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