Veterinary Nursing
Online ISSN : 2435-5011
Print ISSN : 2188-8108
ISSN-L : 2188-8108
サケの頭部から抽出されたプロテオグリカンの高齢犬への投与効果
宮田 拓馬沼田 篤宏矢野 実季子大辻 一也
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 25 巻 2 号 p. 31-35

詳細
抄録

ペットの平均寿命は年々延び、高齢になることで活動量の低下などが認められてくる。今回、サケの頭部から抽出されたプロテオグリカン(PG)の投与効果について、我々は高齢犬を対象に検証した。イヌ7頭(8-15歳)を対象に、PGの投与前後において活動量と歩行時の負重測定を実施した。その結果、活動量については測定のできた4頭中3頭で6.8~45.9%の増加を示した。歩行時の負重測定については5頭中1頭で四肢全て、3頭で三肢、1頭で二肢の負重増加が認められ、その範囲は+0.06~+15.91%であった。四肢全て増加した症例では活動量も増加しており、家で遊ぶ時間が多くなった。また投与したPGは嗜好性がよく、全頭について問題となるような事象はなかった。今回使用したPlusCycle活動量計は、PGなどのサプリメントを投与する際に、動物の状態を確認しやすくなり、動物看護師と飼い主とのコミュニケーションをとるためのツールとしても活用できるのではないだろうか。

著者関連情報
© 2020 日本動物看護学会
前の記事 次の記事
feedback
Top