敬心・研究ジャーナル
Online ISSN : 2434-1223
Print ISSN : 2432-6240
姿勢が最大発声時の呼吸補助筋の筋活動に及ぼす影響
小田原 守大塚 裕一宮本 恵美古閑 公治久保 高明船越 和美
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キーワード: 姿勢, 発声, 呼吸補助筋
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2019 年 3 巻 1 号 p. 21-25

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抄録

 本研究は、姿勢の変化が発声時の呼吸補助筋の筋活動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。対象は呼吸器系や筋骨格系、発声器官に既往歴の無い健常成人14名とした。測定姿勢は、背臥位、端座位、直立位の3姿勢とし、測定項目は最大発声時の音圧レベル、同発声時の腹直筋、外腹斜筋の筋活動とした。最大発声時の音圧レベルは、端座位に比べ直立位で大きくなる傾向を示した(p=0.056)。腹直筋の筋活動では姿勢間で有意差は認められなかった。外腹斜筋の筋活動では端座位に比べ背臥位で有意に高い値を認めた(p<0.05)。最大発声時の呼吸補助筋の筋活動は姿勢の違いによって変化すること が示唆された。本研究の結果は、発声練習時の姿勢を検討する一助となることが期待される。

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© 2019 学校法人 敬心学園 職業教育研究開発センター
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