本稿では、幼稚園教育実習における実習園へのアンケート調査を通して、幼稚園教育実習の望ましい時期を明らかにしようと試みた。1年次では11月、6月、10月に希望が集中し、2年次では6月、10月、9月に集中した。KJ法により理由をカテゴリー化してみると、園の行事が少ないことや子どもたちが落ち着いているなどの「園の都合」と、十分な実習前指導を期待していることや実習での経験の期待、就職活動を意識している「学生への配慮」の大きく二つに分かれた。さらに希望月と理由をクロス集計してみると、希望が集中していた6月は「園の都合」が大きく影響していたが、同じく希望の多い11月は「学生への配慮」も影響していることがみられ、その内実が異なることが明らかになった。