2022 年 29 巻 p. 91-101
日本笑い学会の研究企画の一環として取り組んでいる「聞き書き」。長く「笑い」に携わり表からは見えない側面や裏面を知る、そんな現場にいた方の体験談を記録に残す<拾遺録>第二弾です。 今回は、上方漫才のレジェンドー夢路いとし・喜味こいしのマネージャーとしてお二人を長く支え続け、それ以前からも裏方として関西の笑芸界を間近で見つめてきた津田愼一さんの歩みを一人語りの形でまとめました。コロナ禍のため長い休止をはさんで2回計7時間におよんだインタビューは昭和の上方笑芸史を物語る貴重な回想録ともなり、そのため特別に「その1」「その2」にわけて構成。「その2」は次号に掲載します。