矮性チガヤ圃場の雑草管理に有効な除草剤をガラス室内のポット試験と野外試験により探索した。ガラス室内のポット試験により,9種類の土壌処理剤と9種類の茎葉処理剤の計18種類の除草剤から,矮性チガヤと雑草間の選択殺草性を指標に3種類の土壌処理剤(S-メトラクロール,ピロキサスルホン,トリアジフラム)と3種類の茎葉処理剤(ハロスルフロンメチル,アトラジン,トリクロピル)の計6種類の除草剤を選抜した。さらに,これらの除草剤を単用処理あるいは体系処理した場合の矮性チガヤに対する安全性と除草効果を野外条件下で調べた。その結果,矮性チガヤの移植直後(移植2日後)に300 g a.i./10 a相当量のS-メトラクロールを,雑草生育期(矮性チガヤ移植28日後)に100 g a.i./10 a相当量のハロスルフロンメチルあるいは300 g a.i./10 a相当量のアトラジンを処理する体系処理が矮性チガヤの雑草管理に有効であることが明らかになった。