Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第14回研究会
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セッション3: データ分析
ソーシャルグラフにおけるユーザの中心性と居住地推定の難しさとの関係
廣中 詩織吉田 光男梅村 恭司
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p. 41-44

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抄録

ユーザの居住地などの属性は,ニュース推薦や広告提供など様々なアプリケーションで必要とされている.しかし,現実のユーザに関わる属性は不明なことが多く,ユーザ間の関係などから推定する必要がある.これまでの研究において,多くのユーザと関わりのある有名人など,居住地を推定しにくいユーザが存在しており,推定しにくいユーザは一部の有名人のみであることがわかっている.我々はソーシャルグラフから計算したユーザの中心性をもとに,どのようなユーザが友人と同じ居住地を持つのかを分析した.その結果,PageRankとHITSで計算した中心性の値はユーザが友人と同じ居住地を持つ傾向と関連していること,高いHITSスコアを持つユーザはあまり友人と居住地を共有していないことがわかったこの結果は,居住地を推定しにくいユーザとして,多くの有名人をフォローしているHubユーザと有名人であるAuthorityユーザとの2種類がいることを示している.

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2019 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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