Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第4回研究会
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セッション1:社会の課題解決におけるWeb技術利用
M2M通信を利用した地域情報収集システムの検討
石田 和成
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p. 11-12

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抄録

本研究では、安価なM2M(machine to machine)通信を利用した,階層的な地域情報収集システムを検討する.過疎地域においては,インターネットの接続範囲外の地域が多く存在する.本システムでは,これらの地域における情報転送において,近距離無線通信と地域を移動する人や乗り物を利用し,インターネットと接続外地域との間でデータ転送を行う.そのため,本システムは時間的な遅延が許容されるデータについて安価な転送方法を提供する.提案するシステムで扱う地域情報の一例として,赤外線人感センサを用いた地域活性度データを示す.このセンサを商店街や公園などに設置し,継続的計測,データ転送により,平常時と催し物開催時との人の動きの変化を通じて,催し物の効果を定量的に測定できる.

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2014 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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