近年,SNS上で提供され,ウェブブラウザ上で動作するソーシャルゲームが増え,そのゲームをより快適に遊ぶために専用ブラウザが開発されている.専用ブラウザはゲーム内にはない新たな機能を追加できるようになっている.一つのソーシャルゲームに対し複数の専用ブラウザが存在している.数ある専用ブラウザは機能やユーザインタフェースが大きく異なるにもかかわらず,そのほとんどはレイアウトが固定されているため,ユーザの環境に適していないことが多い.また,開発においても機能を追加するたびにユーザインタフェースを見直さなければならない.こうした問題に対し,機能をプラグイン化することで機能の追加や削除を容易にし,プラグインごとにウィンドウを自動で生成する専用ブラウザと,プラグインを開発するためのライブラリを開発することで,開発者とユーザの双方にとって有用なフレームワークの開発を試みた.開発したフレームワークを実際に使用し,専用ブラウザの開発における有用性やユーザに柔軟な操作ができるユーザインタフェースが提供できるか考察した結果を報告する.