主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 4
開催地: 隠岐開発総合センター
開催日: 2014/05/24 - 2014/05/25
p. 74-79
大規模な災害が起こった場合,その情報集約を行う対策本部へは関係機関などから逐次情報が伝達される.これらの情報は量が膨大であるだけでなく,重複していたり,重要度や信憑性がまちまちであったりすることも多い.そのため,こうした情報を限られた時間内で峻別・整理し,的確な判断をすばやく行う必要がある.本研究ではこうした場面での円滑な情報共有や識別を支援するために協調的情報トリアージに着目し,複数の関係者が協力して問題解決に取り組むための協同環境の実現を目指す.本稿では特に意思決定者が行う情報の峻別と整理に焦点をあて,試作したインタフェースを用いたユーザ観察について述べる.