抄録
近年の著しい3DCG, インターネットの普及により遠隔地のコンピュータ同士を通信により接続し空間を共有し, 共同作業を行う研究開発が行われている. 本研究では性能の大きく異なる没入型ディスプレイシステムと汎用PC をつなぎ共有空間・共同作業の可能性について検討した. 性能の差を各マシンの性能に応じた仮想空間の描画を行う事で解決することとし. 仮想空間に作られた街の中でオブジェクト(ボールを使用)を掴み, 投げる事の出来るキャッチボールコンテンツを作成し実験を行った. そして, 共有空間上で作業性・タイムラグを検証した.