共催: 画像電子学会, 社団法人 映像情報メディア学会
バーチャルリアリティ(VR)技術を使用した景観シミュレーションを行う際,現実感を表現するためにテクスチャ画像を用いる.本研究では,景観シミュレーション上で比較的よく現れる塀や道路についてのテクスチャ画像の自動生成を目的とする.まず,塀や道路の凹凸感を表現するために,最も基本的なパターンとして2×2の画素のパターンについて考察し,有効なものを選択した後,3×3,4×4および5×5のパターンへと拡張していく.次に,塀や道路にある汚れを表現するための手法として,フラクタルを用いる.フラクタルのジェネレータについても,様々な形状についての考察を行い,本手法の有効性について確認した.