共催: 画像電子学会, 社団法人 映像情報メディア学会
本研究では,河川監視映像から河川領域判別を行うために,時空間サブバンド信号を特徴量として利用することを検討する.その特徴量の確率分布として,混合ガウス分布モデルを仮定し,その性能の評価を行う.従来法では,河川監視画像から得られる特徴量の分布に単一のガウス分布を仮定し領域判別を行っている.今回,その分布を混合ガウス分布に従うと仮定し,河川領域判別を行う.この結果,複雑な確率分布の推定が可能となるため,判別性能の向上が期待できる.本報告では,実際の河川映像を用いたシミュレーションを通して,その有効性を確認する.