画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第234回研究会講演予稿
セッションID: 07-02-03
会議情報

13:30-14:00 座長:井上 益孝(三洋電機)
分光反射率の復元とカラー画像再現
*広永 美喜也嶋野 法之
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
デジタルアーカイブにおいて貴重な美術作品を記録し、またそれらを多様な照明環境下で鑑賞をするためには、その作品の分光反射率を正確に記録する必要がある。一般に復元される分光反射率の精度は復元モデルと入力系の分光感度分布に依存する。Wienerモデルは高精度な分光反射率復元が可能であるが、撮影する入力系のノイズ分散を求めるために絵画の分光反射率を予め複数箇所計測しなければならない。この問題を解決する一つの試みとして、筆者らは分光反射率が既知の色票を用いて入力系のノイズ分散を推定し、その値を絵画の分光反射率復元に使用する方法を提案している。本稿では筆者らの提案する方法によるカラー画像再現を更に多くのサンプルで行った結果を報告する。
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top