画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第281回研究会講演予稿
セッションID: 16-04-07
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表情分析によるストレス解消効果を高める画像提示順序の決定法
*井戸田 彰義浦 正広宮田 一乘
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抄録

近年,世界で生活習慣病患者の増加が問題となっている.この原因は様々だが,一つにストレスが挙げられる.ストレスの解消には運動や,自然に触れることが有効だと言われるが,時間のない現代人には実行は難しい.そこで本研究では,効率的にストレスを解消する画像提示システムを提案する.事前に複数の刺激画像を提示した際の表情,及び,リラックス効果のある自然映像を提示した際の時系列的な表情変化を記録する.この変化に合うように刺激画像を表示する順序・時間を決定することで,リラックス時と同様の時系列的な表情変化を誘発する.実験の結果,8 割の被験者においてランダムな順序での画像提示よりも高いストレス解消効果がみられた.

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© 2017 一般社団法人 画像電子学会
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