主催: 一般社団法人画像電子学会
共催: 一般社団法人映像情報メディア学会, 一般社団法人芸術科学会, 画像情報教育研究会(CG-ARTS)
会議名: 画像電子学会第281回研究会講演予稿
回次: 281
開催地: お茶の水女子大学
開催日: 2017/03/14 -
近年,世界で生活習慣病患者の増加が問題となっている.この原因は様々だが,一つにストレスが挙げられる.ストレスの解消には運動や,自然に触れることが有効だと言われるが,時間のない現代人には実行は難しい.そこで本研究では,効率的にストレスを解消する画像提示システムを提案する.事前に複数の刺激画像を提示した際の表情,及び,リラックス効果のある自然映像を提示した際の時系列的な表情変化を記録する.この変化に合うように刺激画像を表示する順序・時間を決定することで,リラックス時と同様の時系列的な表情変化を誘発する.実験の結果,8 割の被験者においてランダムな順序での画像提示よりも高いストレス解消効果がみられた.