画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第281回研究会講演予稿
選択された号の論文の104件中1~50を表示しています
  • 梅田 風四郎, 菊池 司
    セッションID: 16-04-01
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,プロジェクションマッピングと呼ばれる,プロジェクター等で物体や空間に映像を投影する技法は,東京駅のプロジェクションマッピングなどの大規模なイベントを通して一般に広く知られるようになって来た. しかしながら,プロジェクションマッピングが浸透して来た現在においても,その用途はエンターテインメントとしての利用が主となっている.そこで本研究では,プロジェクションマッピングを実生活に活用する為,階段に映像を投 影し,昇降動作の支援を試みる.
  • 吉田 匠吾, 森川 純樹, 小川 泰輝, 岩崎 未佳, 関戸 智絵, 辻田 桜, 中山 いづみ, 石橋 賢
    セッションID: 16-04-02
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    熊本の復興支援を目的に,普段からメディア・アートに触れる機会が少ない地域で体験型プロジェ クションマッピングイベントを実施した.その中で,体験型プロジェクションマッピングが持つインタラクティブ 性が効果的に働き,エンタテインメント性を高めることが確かめられた.本研究では,開発した体験型プロジェク ションマッピングの詳細,および,体験者から得た評価と現場の状況を基に,その効果について考察する.
  • 佐藤 大夢, 久保 尋之, 舩冨 卓哉, 高柳 亜紀, 中村 芳知, 瀬口 慎人, 松岡 均, 向川 康博
    セッションID: 16-04-03
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,非平面の提示面を持つディスプレイが開発され,普及が進んでいる.一方で,従来の映像表現は基本的には平面ディスプレイでの提示を想定しており,同様の手法を直接適用できるかは明らかでない.本研究では,特に球体ディスプレイにおける浮遊感表現に焦点を当て,観察者の知覚を定量化することを目的とする.実際に球体ディスプレイを用いた実験で観察者の浮遊感知覚を評価し,その結果について考察する.
  • 柳 健次, 喜多 千草
    セッションID: 16-04-04
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    先行研究により,スマートグラス使用時に,増加した情報を生かせない人が一定数いることがわかっている.また,そうした人々が運転などの動作を行うと,注意力が散漫になることも報告されている.本研究では, スマートグラスの利用実験を行いその事実を追試し,そうした人々の特徴や危険性について考察した.
  • 廣岡 俊昭, 高橋 裕樹
    セッションID: 16-04-05
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    歩容は個人の歩き方を示す生体情報であり,遠方のどの角度からでも取得可能であるという利点がある.しかし,携帯品を所持している場合,識別精度が低下することが問題となっている.そこで本稿では,背面から取得された携帯品を所持した歩容に対し,シルエット変化と歩行姿勢の変化に頑健な識別手法を提案することを目的とする.まず,携帯品所持歩容シルエットに対して,頭部領域調整を用いて GEI(Gait Energy Image)を生成する.次に,頭と両腕,脚領域に着目し,携帯品領域を除外するとともに,GEI の勾配情報を得ることで歩容特徴を得る.最後に,携帯品を持つ腕から得た特徴を除外し識別を行うことで携帯品所持歩容に対する頑健さを検証した.実験 の結果,携帯品を所持しているデータに対して 95.0%の識別率を得た.
  • 工藤 眞孝, 高橋 裕樹
    セッションID: 16-04-06
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,世界中で自動車の自動運転や運転補助に関する研究が盛んである.このような研究において,どのようにして安全・安心な運転を実現するかということは,非常に重要な課題である.本稿では住宅街の道路に注目し,その中でも「側溝」に着目した.側溝とは道路の両端に埋め込まれた排水溝のことを指す.住宅街においては側溝に蓋がされていないケースが散見され,軽度の事故を引き起こす危険性がある.本稿では住宅街の道路に埋設された側溝を領域として抽出する手法を提案する.本提案手法では住宅街で撮影した走行中の画像に前処理を施したうえで,確率的ハフ変換による直線検出と射影幾何学特徴を利用し側溝領域抽出を行う.
  • 井戸田 彰義, 浦 正広, 宮田 一乘
    セッションID: 16-04-07
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,世界で生活習慣病患者の増加が問題となっている.この原因は様々だが,一つにストレスが挙げられる.ストレスの解消には運動や,自然に触れることが有効だと言われるが,時間のない現代人には実行は難しい.そこで本研究では,効率的にストレスを解消する画像提示システムを提案する.事前に複数の刺激画像を提示した際の表情,及び,リラックス効果のある自然映像を提示した際の時系列的な表情変化を記録する.この変化に合うように刺激画像を表示する順序・時間を決定することで,リラックス時と同様の時系列的な表情変化を誘発する.実験の結果,8 割の被験者においてランダムな順序での画像提示よりも高いストレス解消効果がみられた.
  • 関口 雅史, 兼松 祥央, 鶴田 直也, 三上 浩司, 近藤 邦雄
    セッションID: 16-04-08
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    映像作品制作においてディレクターは企画書・設定資料・シナリオなどに沿って自ら演出を考えなければいけないため,作品に登場するキャラクターの感情を演出することは重要であるといえる.本研究は,映像作品制作をする上での「怒り感情」演出をシミュレーションにまとめる際の試行錯誤の支援を目的とした.既存映画作品を元に登場人物の怒りの種類や表出を分析し,シナリオ情報を用いた検索ツール「Angry scrapbook」の開発とライティング,カメラワークのテンプレートデータの作成を行った.評価実験では「Angry scrapbook」とテンプレートデータを扱い,結果的に 78.1%の満足度を得ることができた.
  • 目野 泰平, 鶴野 玲治
    セッションID: 16-04-09
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    精細な流体をリアルタイムで計算する方法として位置ベース流体シミュレーション手法がある。この手法では流体の非圧縮性を密度に関する制約として与え、制約を満たすように粒子の位置を直接移動する。この手法は高で安定した計算 が可能であるが、制約を満たすためには反復計算を行う必要があるためリアルタイムアプリケーションでは計算コストの面で問題となる。そこで本論文では、密度の制約を補完するために局所密度補完モデルを設定することで少ない反復計算回数でも非圧縮性を保つ手法を提案する。提案手法を用いることで、従来の手法よりも密度の安定化が可能であり、少ない計算コストで非圧縮性の実現が可能であることが確認された。
  • 鹿間 脩斗, 川田 玄一, 藤代 一成
    セッションID: 16-04-10
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    細粒子とは200µm以下の固体粒子が集合体したものの総称である. 特に, 粒子径が100µm以下の細粒子は, 粒子同士が付着する性質をもつことから付着性細粒子とよばれている. 小麦粉や医薬品など, 付着性細粒子は我々の生活 で頻繁に見られるが, コンピュータグラフィックスの分野における既存研究で扱った例はまだ知られていない. そこで, 本 研究では付着性細粒子のモデル化を試みた. まず, 我々はシミュレーションのダイナミックレンジを小さくするために代 表粒子モデルを導入したが, 既存のモデルでは, 細粒子同士の摩擦が欠落してしまうという問題点があった. そこで, 崩壊 条件を各粒子にもたせることで摩擦をモデル化した. 提案手法では, 計算量を削減しつつ, 既存研究では再現することが困 難であ ったクラックを再現することに成功した.
  • 橋本 泰輔, 金森 由博, 遠藤 結城, 三谷 純
    セッションID: 16-04-11
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    BRDFを単純化した2変数BRDFに基づいて、物体表面の反射率を簡易に取得できる手法を提案する。 従来は BRDF の取得時に多数の方向から光を当てて撮影せねばならず、大規模なシステムが必要であった。提案手 法では、対象物体の形状ごとに適した光源配置を組み合わせ最適化によって求め、光源数を削減する。さらに、2 変 数 BRDF の表現力の限界に起因する、反射率の記録時の不具合を低減する方法を導入する。また、複数の材質から なる物体の場合は、物体表面を材質ごとに分割する必要があるが、分割の誤りの影響を低減する方法も導入する。 以上により、提案手法はより少ない光源数でより精度よく反射率を取得できることを示す。
  • 伏下 晋, 久保 尋之, 船冨 卓哉, 向川 康博
    セッションID: 16-04-12
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では半透明物体の散乱特性の再現を目的とし,裡数の異なる光学特性の液体を物理的に混合することにより対象物の見た目を再現するレプリカの作成に取り組む.散乱特性と液体の混合比率との関係を計測し,その関係に基づいてモデル化を行つことで,所望の散乱特性を再現可能な混合比率を求める. さらに,推定した比率に応じて, レプリカの作成を行い, 散乱特性の再現を行う. 実験を通じて, 提案したモデルの推定精度を評価 し,いくつかの異なる散乱特性の半透明物体の再現を行ない,本手法の有効性について示す.
  • 高橋 拓也, 床井 浩平
    セッションID: 16-04-13
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    デジタルゲームに登場する非プレイヤー操作キャラクター(NPC)の振舞いの制御はいくつかの課題がある.本研究では「コミュニケーション」「感情」「協調の仕組み」に焦点を当て,ゲームデザイナーが想定したキャラクター性をもとに振舞いを決定する「NPC の意思決定モデル」を構築した.構築は Hume の道徳感情に着想を得て行った.3D 対戦ゲームを対象として,挙動確認のためのテストケースを作成し結果の確認を行った.結果として,NPCの意思決定は正 常に行われており,デッドロックも確認されなかった.今後の課題としてテストケースの追加とゲームデザイナー に向けた直感的に操作可能なインタフェースの追加が必要である.
  • 中田 聖人, 藤代 一成
    セッションID: 16-04-14
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    手は,人体のなかでも周囲の物体と最も頻繁にインタラクションするため,第一人称的にもきわめて誘目性の 高い部位である.一般的な手の CG モデルは,表面メッシュとボーンから構成されている.しかし,実際には腱や筋肉と いった器官も内部に存在する.筋肉の収縮のような動きも外見に変化を与え,キャラクタに力感を与える.表面メッシュと ボーンとの重みづけだけで内部構造の動きによる外見の変化や力感を再現するのは困難である.そこで本研究では,手の内 部構造をスカラ関数として表現し,内部構造の動きによる手の表面の変化を陰的にモデリングできる手法を提案する.
  • 横山 真男, 平山 晴花
    セッションID: 16-04-15
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では、瞑想用に開発されたヘッドバンド型脳波計 Muse を用いて、パフォーマーの脳波による即興的マルチメディア作品を演奏するためのシステム開発とともに、様々なストレッサーなどを含むイベント(要 因)と脳波の反応についての因果関係を調べた。リアルタイムで脳波の状態についてリラックス度をベースに CG 映像および音楽スコアを生成し脳波の状態を可視化および可聴化させながら、パフォーマー、チェリストおよびラ イブエレクトロニクスによる即興演奏を行った。
  • -閉じこもり・ロコモティブシンドローム予防を目指して-
    田中 彩華, 桑原 明栄子
    セッションID: 16-04-16
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    高齢化社会となり,日本は様々な問題を抱えている.その中でも,高齢者の閉じこもり問題は深刻な問題の一つである.そこで,本研究では,高齢者の脚力の維持向上を目指し,閉じこもりを防止するためのタブレ ット型端末ゲームについて検討する.
  • 渡部 拳斗, 高橋 裕樹
    セッションID: 16-04-17
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    現在,日本では視覚障害者の数が 31 万人いるとされ,その数は年々増加傾向にある.そのため,視覚障害者誘導用ブロックは非常に有用なものであるが,不適切な設置がされてあるものも多く存在し,視覚障害者誘導用ブロックが視覚障害者を迷わせるケースも多々ある.そのため本稿では,調布市内で最も多い事例であったマンホール等による視覚障害者誘導用ブロックの欠損判定を行う.提案手法では,まず,しきい値処理を行うことによって視覚障害者誘導用ブロック領域画像を抽出し,平滑化処理,膨張収縮処理を行うことで画像中のノイズを除去する.次に,得られた領域画像から輪郭を追跡する.得られた輪郭画像からコーナーを検出し,視覚障害者誘導用ブロック領域位置の推定を行い,最終的な欠損判定を行う.
  • 西田 友是, 櫻井 快勢
    セッションID: 16-04-18
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    2002 年に CG-ARTS では、CG 検定試験の受験者のために、「CG テクニックスマスターコース」として通信教育を開始した。 その教材は Java で開発されたが、近年ではとブラウザの仕様が変わり普及しているブラウザ上で動作できなくなっていた。そ こでこのほど UEI リサーチでは同教材を、WEB 上で誰もが CG の体験学習ができるようにJavaScript を用いたシステムを開発 (まだ完成には至ってない)したので報告する。このシステムは近年普及した携帯端末でも動作でき、教室には限らず、いつで もどこでも CG の基礎技術を自習体験できるシステムである。内容は、Zバッファ法、レイトレーシングや画像処理など 50 以 上の CG 基礎技術要素よりなる。このシステムを公開運営し、より広く CG 技術への基礎技術の知識を普及させるのが目標である。
  • -松山大学における画像情報教育の事例を通して-
    檀 裕也, 和田 武
    セッションID: 16-04-19
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    松山大学経営学部情報コースの講義・ゼミで取り組んだゲーム開発や映像制作,Web デザインといった画像情報教育における能動的な学修(アクティブ・ラーニング)の事例を紹介するとともに,課題を検討する。 特に,プロジェクト形式で作品制作に取り組む教育方法の有効性を示し,CG-ARTS 検定による第三者評価を含む教育の効果を振り返りたい。
  • -現象を見る力を磨く-
    笹原 晋也
    セッションID: 16-04-20
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    株式会社アニマが行っている CG 制作技術の基礎力向上を目的とした社内勉強会であるスケッチ会とデッサンクラスについて、実際行われている教育手法の事例紹介やその具体的な成果について述べる。
  • 梅田 和希, 喜多 千草
    セッションID: 16-04-21
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
  • 長野 大地
    セッションID: 16-04-22
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
  • -ニコニコ学会βにおける実践-
    小野 龍一, 高井 浩司, 伊藤 彰教, 江渡 浩一郎
    セッションID: 16-04-23
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    2011 年から 2015 年まで六本木ニコファーレにて計5回開催された「ニコニコ学会βシンポジウム」 において筆者らは観客の全周囲を囲む LED 画面での現場映像音響演出とネット配信を両立させる多様な映像表現 演出を模索した.本発表ではこれらの映像につき素材を含めて上映すると共に,表現・制作手法や質的判断基準の 推移などについて発表を行う.
  • -黄金比による画面分割を利用したモーションタイポグラフィの制作-
    佐藤 亮太, 菊池 司
    セッションID: 16-04-24
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    文字を主体としたコンテンツであるモーションタイポグラフィとコンテンツを作る上で重要視されて いる黄金比を組み合わせることにより,一定の法則からモーションタイポグラフィを作成するというものである. 黄金長方形,対数螺旋といった黄金比の要素を取り入れることで,タイポグラフィにより豊かな表現力を持たせ,あらゆる側面からメッセージを有効に伝え,メッセージの受け手の感情や知性,五感に訴え,相手を引き込むこと ができるモーションタイポグラフィを制作し,読んで理解する文字に対し,観て楽しむ要素を加えること,聴覚障害を抱えている人でも楽しめる映像コンテンツの制作を目的とする.
  • -360度動画における映像広告を印象付ける研究-
    高橋 佑斗, 浦野 三貴, 菊池 司
    セッションID: 16-04-25
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本動画はVR広告の映像では無い.近年になり広告や、ゲームなのでVRが流行り始めてきた.2016年度はVR元年といわれている.またプロにも使用されている360度カメラが安価で手に入る様になり,360度動画,360度カメラというものは身近になってきた.しかしVRでは無い映像コンテンツとしての360度動画広告というものは少ない.そこで本作品は,四季を表す映像広告を制作する際にあえて,一方向を撮影した通常の映像では無く,全方位の鑑賞を可能とする360度動画を使用することにより,四季を印象的に魅せられるのでは無いかと考えた.
  • -360 度動画における開放感と閉塞感を強調する手法の研究-
    高橋 佑斗, 菊池 司
    セッションID: 16-04-26
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本動画は VR 動画では無い.昨今になり広告や,ゲームなどで VR を使用した映像が流行り,2016 年は VR 元年 とも言われている.またプロも使用されている 360 度カメラが安価で手に入る様になり,360 度動画,360 度カメラ というものが身近になってきた.360 度動画とは上下 180 度,左右 180 度の全方位を撮影し,合成する事により, 360 度全周を鑑賞出来楽しむ事の出来る映像であり,VR コンテンツとして良く活用されている.しかし本動画では VR では無く,映像コンテンツの新しい表現の 1 つとして,360 度カメラを使用し制作を行った.今まで見てきた一 定方向のみを撮影している映像から全方位の鑑賞を楽しめる 360 度動画をこれからの新しい映像表現の 1 つとして 本動画の可能性を提案する.
  • -映像制作のiNEXTION-
    田部 翔太, 山口 浩貴, 花沢 勇気
    セッションID: 16-04-27
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    「プロジェクションマッピングをピザのようにデリバリーする。」これは前代未聞ではあるが、映像と機械に少しでも知識があるクリエイターなら容易と思えてしまうだろう。しかし現実的・商業的に容易であるのか。本作品は学生による映像制作グループ iNEXTION が、商業ベースと仮定してプロジェクションマッピングをデリバリーした活動記録である。これにより生まれた課題や反応が、今後のプロジェクションマッピングの価値観を変えていくのではないだろうか。
  • -映像制作の iNEXTION-
    花沢 勇気, 田部 翔太, 山口 浩貴
    セッションID: 16-04-28
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    多くの学生バンドの悩みであるのが照明のコストである。思い通りの演出でこだわりたいものの 実際にはコストが高く、ライブハウスの照明機材も質素なものが多い。本作品はそんな照明業界をプロジェクション技術の応用で覆すべく、学生による映像制作グループ iNEXTION が考案した新しい照明演出である。 これにより学生アーティストでも手軽に、コンサート級の照明演出を表現の一部として取り入れてもらいたい。
  • 千葉 尭, 森谷 友昭, 高橋 時市郎
    セッションID: 16-04-29
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    不可能図形とは,一見すると,実現可能なように見えるが,実際には人間の視覚が解釈した通りには実現不可能 な錯視図形のことである.トーラス状不可能図形の表現のための既存の錯視立体モデルはその描画において,特に角の形状に関 して特殊な処理を行い不可能図形として成立させていた.我々はこのモデルを拡張し,汎用的なレンダリング環境に適用可能な モデルを提案する.
  • -八王子学生CMコンテストにおける360度動画の制作-
    高橋 佑斗, 浦野 三貴, 菊池 司
    セッションID: 16-04-30
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    映像表現としての360度動画の実践として、「八王子の四季」をテーマにした映像作品の制作を行った.
  • 高橋 佑斗, 菊池 司
    セッションID: 16-04-31
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究はVRに関してでは無い. 昨今になり広告や、ゲームなどでVRを使用した映像が流行り、2016年はVR元年とも言われている. またプロも使用されている360度カメラが安価で手に入る様になり、360度動画、360度カメラというものが身近になってきた.360度動画とは上下180度、左右180度の全方位を撮影し、合成する事により、360度全周を鑑賞出来楽しむ事の出来る映像であり、VRコンテンツとして良く活用されている.しかし本研究ではVRでは無く、映像コンテンツの新しい表現の1つとして、360度カメラを使用し研究を行った.今まで見てきた一定方向のみを撮影している映像から全方位の鑑賞を楽しめる360動画をこれからの新しい映像表現の1つとして可能性を提案する.
  • 加藤 有人, 中野 淳平, 中嶋 一臣, 小笠原 千紘, 佐藤 慎也, 二宮 考有希, 成田 拓未, 鈴木 耀典, 水野 慎士
    セッションID: 16-04-32
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では複数の球体に映像を投影するプロジェクションマッピングコンテンツ「まっぴん Q^3」を 開発した.ユーザは各球体に触ることができ,叩いたりゆすったりすると映像が変化したりサウンドが発生するなどのインタラクションを楽しむことができる.各球体の位置は Kinect センサで三次元的に取得しており,取得した位置の変化および球体に取り付けた加速度センサなどの情報に基づいて各球体の状態を識別して,球体の位置に合わせて映像の投影とサウンドの生成を行う.制作したコンテンツは TOKYO DESIGN WEEK に出展して,来場者から好評であった.
  • 竹田 慎, 佐々岡 洋光, 平山 亮
    セッションID: 16-04-33
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    現状の技術で球体へのプロジェクションマッピングを行ったコンテンツは「WONDER MOMENTS」や,「SPACE BALL」などがある.これらの球体スクリーンは大規模な臨場感コンテンツに使用するために,特別に作成されたものであり,コストがかかることなどから,個人でそのような大型の球体スクリーンを用意し臨場感コンテンツを製作するのは困難である.この問題を解決するためには,容易に製作できる球体スクリーンを実現させることが重要である.そこで全球ではなく,半球のドームであるジオデシックドームを製作しプロジェクター1台で映像を投影させる.映像は魚眼レンズを使用して撮影し、音声はバイノーラル録音を用いる.個人が容易に製作できるジオデシックドームにバイノーラル録音された映像を投影させることでその場にいるような臨場感コンテンツを製作した.
  • 松下 剛, 富永 隼人, 平山 亮
    セッションID: 16-04-34
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    自動車教習所には教習に使用される危機予測シミュレータが設置されている.しかし,このシミ ュレータは 1 枚のディスプレイや高性能なものでも 3 枚のディスプレイで,どれも画面は平面で音声は正面からの みでリアリティーさに欠ける.実際の運転状況からはかけ離れ,あまり効果的とは言えない.実際の運転で車線変更や交差点での右左折時の後方確認,横断歩道での歩行者の確認などのシミュレーションが欠けている.そこでより臨場感のあるシミュレーションを追求するため没入間のあるヘッドマウントディスプレイを使用し,音声にはイヤフォンを装着して簡易的に使用できるバイノーラル音響で 360 度の方向から音声を出す危機予測シミュレータの試作を行った.
  • 伊藤 亘輝, 南 慎也, 羽田 久一
    セッションID: 16-04-35
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を装着した際、ユーザの顔面の大部分を覆ってしまう為に、そのユーザの表情を外部から視認することが難しくなる。HMD を装着したユーザの表情を外部から可視化させる際、予めユーザの 表情を撮影し HMD の前面に液晶で表示させたところ、表情が曖昧な場合に外部からユーザがどの様な感情を抱いているかが不 鮮明である。本研究では、これを克服する為、より効果的な表情の可視化方法として 8×8 のドット絵による表情の可視化を提 案する。ドット絵によって、実写よりも微妙な表情が表示されない分、より分かりやすく、ユーザの表情を理解することが可 能である。
  • 高橋 優花, 戸根 弘貴, 松浦 昭洋
    セッションID: 16-04-36
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では,凸回転体の平面上における滑らかな転がり運動に着目し,凸回転体をインタフェースとし,平面との接触情報を入力とするインタラクティブシステムとシステム上で動作するアクションベースのデジタルコンテンツの開発を行う.これまでに,狭路や指定された領域上で凸回転体を転がすタスク,障害物を避けるタスク等の機能を実装した.
  • -章段の整理手法・3 次元表現の検討-
    我妻 奏, 高嶋 葵, 奥村 俊昭, 澁谷 倫子, 渡辺 仁史, 齋 麻子, 大原 理恵
    セッションID: 16-04-37
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究の目的は,著名な平安時代の随筆作品である『枕草子』の可視化を通して,文学作品の特徴を生かした新しい読み進め方の提案を行うことである.『枕草子』は約 300 章段からなっており,ストーリー性がなく直線的な展開がないため、どこから読み始めてもよいという特徴がある.そこで,本のような従来のメディアが直 線的な構造であるのに対して,どこから読み始めても良く,自由に読み進めることのできる構造を持ったシステムの構築を行う.3DCG を用いた表現で読者への提示を行い,各章段を球体として扱い 3 次元空間に配置する.このような可視化システムを開発することにより,空間を動き回るようにして自由に読み進めることが可能となり,章段の情報を多角的に提供できる.その結果,『枕草子』に馴染みのない読者に対しても新しい楽しみ方・読み進め方を提案できる.
  • -Laser Loop-
    佐藤 遥香 , 居城 のぞみ , 羽田 久一
    セッションID: 16-04-38
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    レーザー光線を弦に見立てた,物理的な弦のないハープのような円形楽器,「Laser Loop」を製作した.中心から放射状に照射されるレーザーを円形に並べられた光センサーに当てることによって,従来の一方向に手を振る演奏だけでなく,上下左右に手を大きく動かす演奏や,腕をぐるぐると回すような動きでの演奏を行える.これにより,全身を使った演奏を行うこと,手を折り返すことなく音階を連続させて演奏をすることが可能になり, 演奏のパフォーマンスとしての可能性を大きく広げている.また自然な無限音階を利用した演奏ができるようになった.
  • 瀧本 理央, 浦野 三貴, 住吉 智子, 岡崎 章, 菊池 司
    セッションID: 16-04-39
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    入院患児は入院生活の中で治療に対する苦痛や,入院生活に対する不安など様々なことに脅かされている.その中で入院患児にとって遊びとは,入院中のあらゆるストレスを発散させる代償行為である.その遊びにストレスになりうる環境に対する対処である「ストレス・コーピング」を取り入れ,入院患児の心理的不安の軽減を目指していく.そこで近年ゲームなど遊び織り交ぜたコンテンツが多く発表され盛り上がりを見せている,AR (Augmented Reality)という技術に注目し,入院患児のための AR を用いたストレス・コーピングコンテンツを提 案していく.
  • 伊藤 智也, 小玉 成人
    セッションID: 16-04-40
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    我々は,青森県野辺地町が所有する復元北前型弁才船「みちのく丸」のタブレット端末による展示解説向けアプリを制作した事例を紹介する.本アプリは, 「みちのく丸」の復元・利活用の一環として企画されたものである.現在,船体を陸上で保存し常設展示する計画がある.その展示場における観光資料としての活用と北前船に関する知識を幅広い層の地元住民に学習してもらう教材としての利用を目標としている. 本システムは,ビーコンを使用した各種コンテンツの送信機能,仮想復元された船体の 3DCG,AR 技術を利用した情報提示機能からなる.
  • -ライブエンターテインメントにおける移動型インタラクティブ映像投影システ ムによる演出拡張-
    小野 龍一, 室﨑 之典, 斉藤 佑祈, 佐藤 有華, 羽田 久一
    セッションID: 16-04-41
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本稿では,映像投影システムによる新しい演出の手法ということに着目した.球体型移動デバイスが,映像をデバイスに映し出し,ステージ(場合によって会場)を移動するシステムを構築する. 本システムでは,小型プロジェクタと LEDを搭載した球体型のデバイスを無線通信により映像や動き,光を制御することを可能にした.
  • 植木 達耶, 森谷 友昭, 高橋 時市郎
    セッションID: 16-04-42
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,自転車の交通マナーや交通事故が社会的な問題となっている.対策として,自転車運転シミュ レータを用いた訓練がある.しかしながら,既存の自転車運転シミュレータは,体験者の視界が狭かったり,シミ ュレータ上に再現された交通の流れがリアルでない.本研究は,体験者に没入感を与えるシミュレーション環境を 実現するために,バーチャルリアリティ(VR)を採用した.VR 技術を用いることにより,自転車の交通マナーや危険 を学習できる臨場感に富んだVR 自転車運転シミュレータの開発を目指す.
  • 小山 裕貴, 高橋 裕樹
    セッションID: 16-04-43
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    AR(Augmented Reality)技術において,ユーザに違和感を与えない写実的な合成を行うことは非常に重要である.写実性の高い合成を行うためには,光学的整合性の実現が必要である.そのためには,現実世界の光源環境の情報を推定し反映する必要がある.本稿では,ユーザにアンケートを取ることで,ユーザが合成画像に違和感を抱く要因を解析し,効率的な手法を検討する.単眼カメラと円柱物体から投影されるキャストシャドウを用い,簡易な光源環境推定手法を提案した.提案手法で得た光源情報を用いて AR 合成画像を作成し,ユーザ評価を行った結果,提案手法が有用であることが示された.
  • 高橋 玲央, 藤代 一成
    セッションID: 16-04-44
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年, VR のためのヘッドマウントディスプレイとハンドトラッキングコントローラが普及し, 手を使って 3Dオブジェクトを掴む VR ゲームが増えている. これらの VR ゲームにおいて, オブジェクトを掴んでいる感覚を表現するために, 指とオブジェクトが正しく接触するように設定された掴みポーズを作成する必要がある. しかし, 作成した掴みポーズは個々のオブジェクトに固有のものであるため, 基本的には他のオブジェクトに対して再利用することはできない. 本研究で は, 掴みポーズの再利用を考慮した, より生産性の高い掴みアニメーション手法を提案する. 提案手法は, アフォーダンス情 報としてオブジェクトに付与されたポーズデータ群から掴みポーズを補間することで, ユーザが掴んだ位置によって掴み方 が連続的に変化可能である. そのため, 指 5 本の動きを十分にトラッキングできないようなハンドコントローラに対しても, より自由度の高いハンドインタラクションを提供できる.
  • 岩穴口 貴祥, 新谷 幹夫, 白石 路雄
    セッションID: 16-04-45
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    拡張現実技術を用いて仮想物体が現実に存在するかのような画像を合成するためには、現実世界でのカメラの位置、姿勢が必要である.GPS、方位センサを使ったマーカレス AR は事前準備がいらないという長所が あるが、方位センサの精度に問題がある.本研究では GPS、Kinect 等のセンサで計測したデバイスのグローバルな 経路情報と、加速度センサ、ジャイロセンサの計測値に基づくローカルな経路情報とを照合することでカメラの姿 勢を推定し、精度の高いマーカレス AR を実現する.
  • 栗原 加奈, 瀬田 陽平, 金子 めぐみ, 桑原 明栄子
    セッションID: 16-04-46
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では,気象情報を利用し.日本語のオノマトペを可視化した拡張現実技術を利用したアプリケーションを提案する.日本語のオノマトペを体系化し,可視化したものを気象情報と関連付けする.関連付けした オノマトペは気象情報と連動し実際の景色と重ね合わせて表示する.
  • 齋藤 正輝, 廣橋 美葵, 山口 健, 吉川 浩
    セッションID: 16-04-47
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    体積型ホログラムは波長選択性があり,白色光による特定の波長再生が可能なことが知られている. 本報告では,緑と赤のレーザによる時分割多重露光を行い,マルチカラー化を行った.また,CGH 計算において, 一定の領域ごとに分割したホログラムを複数の GPU で並列して計算させることにより,CPU のみで計算した場合 と比較して最大 131 倍,高速化することができた.
  • 上野 凌, 山口 健, 吉川 浩
    セッションID: 16-04-48
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    計算機合成ホログラムを作成する際に,ホログラムにする 3D オブジェクトをポリゴンから点の集合 に変換している.従来は,シーン情報を読み込み点光源データを生成していたため,オブジェクトの配置を変更す る際に 3DCG ソフトでシーンを作成し直す必要があった.本研究で開発するソフトでは,オブジェクトを読み込み 点光源生成ソフト内でシーンを構築できるようにすることでシーンの修正を容易にする.
  • 佐藤 亮太, 菊池 司
    セッションID: 16-04-49
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    文字を主体としたコンテンツであるモーションタイポグラフィとコンテンツを作る上で重要視されて いる黄金比を組み合わせることにより,一定の法則からモーションタイポグラフィを作成するというものである. 黄金長方形,対数螺旋といった黄金比の要素を取り入れることで,タイポグラフィにより豊かな表現力を持たせ, あらゆる側面からメッセージを有効に伝え,メッセージの受け手の感情や知性,五感に訴え,相手を引き込むこと ができるモーションタイポグラフィを制作し,読んで理解する文字に対し,観て楽しむ要素を加えること,聴覚障 害を抱えている人でも楽しめる映像コンテンツの制作を目的とする.
  • 窪田 裕介, 森谷 友昭, 高橋 時市郎
    セッションID: 16-04-50
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/07/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では,サンドパフォーマンスの空中で砂を操る動作を Leap Motion を用いて認識する.キャン バス上の砂を操る動作をマルチタッチ対応のノート PC を用いて検出し,コンピュータ上に砂絵を描くことのでき るサンドパフォーマンスシステムの開発を目的とする.
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