風工学研究論文集
Online ISSN : 2435-5429
Print ISSN : 2435-4384
観測データに基づく大気安定度が汚染物質濃度に与える影響の分析
立花 卓巳義江 龍一郎玄 英麗
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2024 年 28 巻 p. 39-47

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抄録
Hu and Yoshie (2020)は汚染物質に対する大気安定度の影響度合いを表す関数SER_C* (Stability Effect Ratio for Normalized pollutant concentration C*)を提案した。SER_C*は非中立時の無次元濃度C*と中立時のC*の比を表す。風洞実験ではバルクリチャードソン数(Rb)が増加するにつれてSER_C*が増加することを示した。しかし、風洞実験のRbの範囲が実大気のRbの範囲をどの程度カバーしているか明らかではない。また、Rbとパスキル安定度階級との対応関係も明確ではない。そこで本研究ではまず風速・気温の観測値とWRF解析で得られた地表面温度から実大気のRbを求め、Rbの範囲と発生頻度およびRbとパスキル安定度階級の対応を明らかにした。次に東京都内の大気観測局で観測されたNOx濃度をRbで分類し実大気のSER_C*とRbの関係を調べた。
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