1999 年 10 巻 6 号 p. 409-413
1990年代に入って活発に行われるようになった, 日本国内大学での先進的な環境活動を紹介します。特に学園祭で行われている環境対策の代表例としてDRP (Dish Return [or Reuse] Project) があげられます。これは使い捨てだった容器 (発泡トレーや透明トレー) を, 代替品として使い回しの利くプラスチックトレーにし, 学園祭で出る廃棄物の大幅な削減を狙った企画です。
こういった学生によるキャンパスエコロジー活動は, 大学から社会へ提言するという当初の目的から, 実際に地域社会を巻き込んだ環境改善活動にシフトし始めています。