廃棄物学会誌
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廃棄物処理の実態と問題点
鈴木 勇吉
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1991 年 2 巻 3 号 p. 207-210

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抄録
産業廃棄物処理業者の視点から, 廃棄物処理法の改正の問題点について論じる。
現在の産業廃棄物の不適正処理の原因は, 排出事業者においては利益追求のあまり産業廃棄物の適正処理に関心がないこと, 能力の低い零細処理業者が多いこと, 行政にも組織力が小さく, 不適切な指導や施策を行ってきたことなどにある。また, 廃棄物処理法自体にも多くの欠陥があり, それらが廃棄物処理施設の設置を困難にしている。
今回の改正法案は, 排出者の責任を明確に打ち出せず, 国の地方自治体に対する権限が弱められており, 環境保全の見地からすれば不満の多いものになった。
また, 再資源促進法案が廃棄物処理法案と同時に国会に提出されているが, 再資源化と廃棄物処理は相互に不可分のものであり, 縦割りの行政組織を克服し, さらに経済的誘導策をとらない限り, 廃棄物め適正処理も再資源化促進も達成できない。
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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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