文化人類学研究
Online ISSN : 2434-6926
Print ISSN : 1346-132X
特集1 「大地的なるもの」の人類学
序 「大地的なるもの」の人類学
――人新世における「人間」と「自然」――
里見 龍樹
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キーワード: 大地, 地質学, 自然, 人新世, 民族誌
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2024 年 25 巻 p. 1-5

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抄録

 本特集は、現代世界における「大地」あるいは「地質学的なもの」という主題をいかに人類学的に考えうるか、をテーマとするものである。「人新世」の概念は一面で、近代において打ち立てられた「人間が営む歴史的時間」と「大地の悠遠な時間」という区別の崩壊を意味するものである。そうであるとすれば、今日の人文・社会科学には「大地の時間」がある意味で回帰していると言える。それでは、「大地」が、人間の営みにとっての「不動の背景」ではもはやないとすれば、それは何なのか。そしてそれはいかに記述されるべきなのか。本特集は、世界各地からの事例に基づいてこれらの問いに取り組む。

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