抄録
日本と同じように韓国においても少子高齢化による社会の変化が起きている。韓国では、2007 年現在の高齢化率は、10%程度であるが、今後日本以上に急速な高齢化が進むものと予測されており、増大する高齢者への介護需要に対する社会的対応として 2008 年 7 月から日本の介護保険制度にあたる老人長期療養保険制度が全国的に施行された。しかし、韓国の高齢者介護問題の根底には、核家族化、女性の社会進出等を背景とする高齢者介護意識の変化という従来のような家庭における高齢者介護が困難となる問題があり、家庭での介護から社会的な介護への転換が必要とされており、社会の変化に応じた新たな高齢者介護への対応が求められている。