山野研究紀要
Online ISSN : 2433-6424
Print ISSN : 0919-6323
介護実習Ⅰにおける実習生の意識
印象に残る利用者を分析して
佐伯 久美子青木 宏心
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2010 年 18 巻 p. 24-32

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抄録
2009 年 4 月にスタートした介護福祉士養成の新カリキュラムでは、介護実習は実践を通じた知識と技能の確認と、対人援助におけるコミュニケーションや他職種協働の在り方を学ぶ場として、非常に重要な要素であるとされている。しかし介護実習Ⅰにおける実習生が、利用者に対してプラスとマイナスの意識をいつどのように持つかという質的研究はこれまで殆んどされていない。本研究では、初めての実習である介護実習Ⅰを終了した学生に対し、「好き(得意)と感じた利用者」と「嫌い(苦手)と感じた利用者」について自記式自由記述アンケートを実施し、その内容を KJ 法で分析した。その結果、介護実習Ⅰを終了した学生が好き(得意)と感じる利用者は、親しみがもて、尊敬できる存在であり、特に実習生側から見た態度が優しい利用者であることが明らかになり、嫌い(苦手)と感じた利用者は、実習生が関わることを難しいと感じた利用者であることが明らかになった。利用者中心の意識を持たせるために介護実習Ⅰの事前教育をどの様に行うべきか、また介護実習Ⅰ終了後において自信を喪失し、その後の学習意欲と介護福祉業界への就業意欲を低下させない為に、嫌い(苦手)という内容の詳細をさらに明らかにしていくことが今後の課題である。
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© 2010 学校法人山野学苑 山野美容芸術短期大学
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