山野研究紀要
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論文)重症心身障がい者の衣服製作の取り組み
大野 淑子, 大西 典子, 張替 梅茱
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2024 年 31 巻 p. 17-23

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抄録
「ユニバーサルファッション」とは、1998年にユニバーサルファッション協会が設立とともに提唱した言葉で、年齢、体型、障がい、性別、国籍などにかかわらず誰もが豊かなファッションを楽しめる社会を創ることを目指す理念であり、ファッションそのものを示す言葉でもある。「重症心身障害児(者)」とは、重度の知的障がい及び重度の肢体不自由が重複している障がい児(者)のことで、衣服の着脱を介助されなければならないだけではなく、ファッションに対する好みを意思表示することさえ困難な人たちでもある。このような人たちにとって、豊かなファッションを楽しめるとはどのようなことなのだろう。  コロナ禍のため対面での計測や試着が難しかったこともあり、重症心身障がい者(以降利用者と記す)2名の希望する衣服を製作するために、利用者の生活支援に関わる介護者を通してオンラインでの計測と試着を行った。この方法は、その利用者が希望したい服を着用する場面での姿勢や体位、着脱支援の仕方、また利用者の細かい意思表示による確認など、重症心身障がいがあることで考えるべき多くの示唆を得た。また、本研究は第47回日本重症心身障害学会学術集会において、島田療育センター(重症心身障がい児(者)施設)の運営チームによる「ファッション」をテーマにした企画として映像で紹介された。その際、重症心身障がい児(者)に関わる参加者にアンケートを取り、ユニバーサルファッションの課題とオンライン計測の有用性について考察した。
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