日本養豚研究会誌
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捕虫器の利用が豚の発育に及ぼす影響について
上山 謙一清間 通山根 礼吉丸山 正明清水 登
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1968 年 5 巻 1 号 p. 12-14

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抄録

捕虫器を使用して夜間における蚊・蛾を捕虫した場合の豚の発育に及ぼす影響についての試験の結果を要約すると次のとおりである。
1. 捕虫器の使用は昭和42年7月13日から42年9月12日までの91日間であった。
2. 平均体重23kgから90kgまでの所要日数は試験区97日, 対照区118日で試験区が21日短かかった。1日平均増体重は試験区688g, 対照区569gで試験区が119gも1日平均増体重が大きかった。
3. この間の1頭当り平均飼料消費量は試験区222.6kg, 対照区253.3kgで, 試験区は対照区より30.7kgも飼料消費量から少なかった。また1頭当り消費飼料費は試験区7,733円, 対照区8,802円で試験区は対照区より1,069円少なかった。

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