日本養豚研究会誌
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5 巻, 1 号
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  • 浅井 孝康, 上山 謙一, 山根 礼吉
    1968 年 5 巻 1 号 p. 1-5
    発行日: 1968/04/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    肉豚の省力管理の一方法として, 生体重20kgおよび50kgから1回に2日分の飼料を夫々給与したA区, B区, 並びに生体重20kgおよび50kgから1回に3日分の飼料を夫々給与したC区, D区および1日2回給与した対照区の発育成績, 飼料消費量, 屠体成績を要約すると次のとおりである。
    (1) 試験期間 (20~90kg) における試験区の所日要数はD区, C区, B区, A区の順に短かく夫々108日, 114日, 117日, 121日を要し, 1日平均増体重はD区が653gで最も大きく, 次いでC区, B区, A区の順に夫々605g, 599g, 579gであった。対照区は所要日数114日, 1日平均増体重615gで, 分散分析の結果は試験区各区間および試験区各区と対照区の間に有意な差は認められなかったが, 対照区に比較して試験区は発育速度がやゝ劣り, また20kgから開始した場合は50kgから開始した場合より発育速度がやゝ劣る傾向が見受けられた。
    (2) この間の1頭当り平均飼料消費量は試験区ではD区が243.9kgで最も少なく, 次いでC区, B区, A区の順に夫々259.0kg, 263.5kg, 271.1kgであった。対照区は251.5kgで試験区は対照区に比較して僅かであるが飼料消費量が多い傾向が見受けられた。
    (3) 飼料要求率はD区が3.46で最も小さく, 次いでC区, B区, A区の順に夫々3.75, 3.76, 3.87で, 対照区は3.59であった。
    (4) 枝肉歩留はC区が73.52%で最も高く, 次いでD区, B区, A区の順に夫々72.39%, 72.25%, 72.02%で, 対照区は75.04%であった。
    背脂肪層の厚さは各区とも薄く, 滑らかで良好であった。脂肪層の厚さの平均はC区が2.21cmで最も薄く, 次いでB区, A区, D区の順に夫々2.32cm, 2.75cm, 2.78cmで, 対照区は2.50cmであった。
  • V ランドレースとヨークシャーの妊娠豚の体重推移について
    鹿熊 俊明, 福田 勤, 佐野 修
    1968 年 5 巻 1 号 p. 6-11
    発行日: 1968/04/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    1. ランドレースおよびヨークシャーの妊娠豚の体重推移の実態を調査し, 妊娠豚の飼養管理をより合理的にすることを目的として本研究を行なった。
    用いた材料は昭和38年11月より41年11月までの期間に得られたランドレース45腹, ヨークシャー57腹を用い, 体重測定値は毎月1日, 15日の月例体測値である。
    2. ランドレースにおいて種付月より分娩月までの体重増加率は初産で48.7%で最も大きく, 次いで2~3産の36.6%, 4~5産の33.2%, 6産以上の29.3%と増加率が産次を重ねるにつれ漸減している。種付時体重は産次を重ねるにつれ大きくなっている。
    3. ヨークシャーにおいてもランドレース同様に増加率は同じような傾向がみられ, 初産で36.2%, 2~3産で35.9%, 4~5産で23.8%, 6産以上は27.1%増となり, 産次を重ねるにつれ漸減する傾向がある。種付時体重はランドレースと同様に大きくなっているがランドレースが4産以上になっても増体しているのに対し, ヨークシャーでは4産以上になると種付時体重がほとんど増体していない。
    4. 両種のうちで分娩月までの増体量の最も大きいのはランドレースの未経産で分娩までの間に67.8kg増体しており, 次いで同じく2~3産の63.9kgとヨークシャーよりランドレースの方が増体量が大きく, ヨークシャーでは2~3産が56.5kgと最も大きかった。また, ランドレース初産の分娩後1ヵ月の体重のバラツキは大きく, 変異係数が15.3であり, 次いで同初産の分娩月の14.5であった。
    5. 四季別にみて種付月に対する分娩月の増体比の大きいのは冬期分娩のヨークシャーで39.0%増, 同じくランドレースの31.2%増となっており, 春, 秋の場合より大きかった。夏においても同様な傾向がみられ, 春と秋分娩の離乳月のものはランドレースで夏, 冬の71%から77%ぐらいの減量しかみられず, ヨークシャーにおいても同様な傾向がみられ, 夏と冬の体重の増加と減少の比率が大きかった。
  • 上山 謙一, 清間 通, 山根 礼吉, 丸山 正明, 清水 登
    1968 年 5 巻 1 号 p. 12-14
    発行日: 1968/04/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    捕虫器を使用して夜間における蚊・蛾を捕虫した場合の豚の発育に及ぼす影響についての試験の結果を要約すると次のとおりである。
    1. 捕虫器の使用は昭和42年7月13日から42年9月12日までの91日間であった。
    2. 平均体重23kgから90kgまでの所要日数は試験区97日, 対照区118日で試験区が21日短かかった。1日平均増体重は試験区688g, 対照区569gで試験区が119gも1日平均増体重が大きかった。
    3. この間の1頭当り平均飼料消費量は試験区222.6kg, 対照区253.3kgで, 試験区は対照区より30.7kgも飼料消費量から少なかった。また1頭当り消費飼料費は試験区7,733円, 対照区8,802円で試験区は対照区より1,069円少なかった。
  • 1968 年 5 巻 1 号 p. 15-56
    発行日: 1968/04/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1968 年 5 巻 1 号 p. 60-61
    発行日: 1968/04/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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