日本惑星科学会誌遊星人
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離散要素法による衝突の数値シミュレーションの歩み(特集「日本における衝突研究の軌跡」)
和田 浩二
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2015 年 24 巻 3 号 p. 201-213

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抄録

数値シミュレーションは天体の衝突現象を解明するうえで有効なツールである.日本の天体衝突研究においては粒子法による数値シミュレーションが盛んに行われ成果を挙げている.本稿では粒子法の中でも筆者が中心となって取り組んでいる離散要素法について解説し,衝突シミュレーションの事例を幾つか紹介する.離散要素法は個々の粒子の振る舞いを計算する手法であることから,レゴリス層やダストといった粒子からなる系における衝突現象を解明する有効な手段であり,さらなる応用が期待される.

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© 2015 日本惑星科学会
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