日本惑星科学会誌遊星人
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特集「火星圏のサイエンス」
太陽系ハビタブル惑星の成立を探る火星衛星探査計画MMX
倉本 圭川勝 康弘藤本 正樹玄田 英典平田 成今村 剛亀田 真吾松本 晃治宮本 英昭諸田 智克長岡 央中川 広務中村 智樹小川 和律大嶽 久志尾崎 正伸佐々木 晶千秋 博紀橘 省吾寺田 直樹臼井 寛裕和田 浩二渡邊 誠一郎MMX study team
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2018 年 27 巻 3 号 p. 207-215

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抄録

火星衛星Phobosからのサンプルリターンに挑む火星衛星探査計画 (Martian Moons eXploration: MMX) は,現在,宇宙航空研究開発機構 (JAXA) プリプロジェクトとして,2024年の打ち上げと5年の往還期間を設定し,精力的な検討・初期開発が進められている.MMXは,サンプル分析,Deimosを加えた火星衛星の近接観測,そして火星大気および火星圏のモニタリング観測を組み合わせることにより,惑星に寄りそう衛星という切り口と視座から,太陽系における大気と水を湛えたハビタブル惑星の形成と進化の解明に迫ろうとしている.

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© 2018 日本惑星科学会
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