日本科学技術ジャーナリスト会議 会報
Online ISSN : 2436-4525
2023 巻, 108 号
JASTJ News No.108(2023.9)
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
巻頭言
ニュース 科学ジャーナリスト賞2023 贈呈式
  • 福井県年縞博物館に特別賞
    滝 順一
    2023 年 2023 巻 108 号 p. 2-
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    優れた科学報道や科学への理解を深める著作や博物館活動などに贈る「科学ジャーナリスト賞2023」の贈呈式を6月3日に日本プレスセンタービルで開いた。

      

    受賞者の声

    新聞連載「福井大教授『査読偽装』を巡る一連のスクープ」

     科学研究の質向上に少しでも貢献できたら幸い

     鳥井真平さん(毎日新聞東京本社くらし科学環境部記者)

    書籍「情報パンデミック あなたを惑わすものの正体」

     「何が事実か」を共有できない人の増加に危機感

     中沢直紀さん(読売新聞大阪本社社会部次長)

    書籍「『美食地質学』入門~和食と日本列島の素敵な関係」

     美味しさを科学的に理解すればよりおいしい

     巽好幸さん

    博物館「福井県年縞博物館 常設展」

     展示を見て科学に関心を持つ人が増えてほしい

     吉田昌弘さん(福井県年縞博物館館長)、山根一真さん(同館特別館長)

特集
  • 私が思う期待と課題
    2023 年 2023 巻 108 号 p. 4-
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    昨年2022年11月に米OpenAIがChatGPTを公開して以降、瞬く間に生成AI(人工知能)が世界に広がった。様々な応用を目指して研究開発が進むが、悪用を防ぐ利用のあり方の検討は始まったばかり。知の生産現場や専門家の役割にどのような影響を及ぼすのか。AIを使って考えたこと、AIに対する意見をJASTJの会員に寄稿してもらった。

    ■ 研究者の役割が変わる可能性

     唐木英明(会員)

    ■ 生成AIを使わずに仕事をする重要性

     大来雄二(会員)

    ■ メンタルヘルスの専門家はAIに駆逐されるのか?

     三輪佳子(理事)

    ■ データ解析に有効なChatGPTのAdvanced Data Analysis

     岡本有司(会員)

例会報告 《6月》
  • 産業、交通、エネルギー問題…
    篠原 亜希子
    2023 年 2023 巻 108 号 p. 6-
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

     米中をはじめ、多くの国が最近、月を目指している。なぜなのか。最新の宇宙開発状況を知ろうと「宇宙開発2.0時代 米中対立の宇宙での展開」をテーマに6月例会が6月9日、対面とオンラインのハイブリッドで開かれた。講師は世界の宇宙開発事情に詳しい東京大学公共政策大学院教授の鈴木一人さん。鈴木さんは国際政治学が専門で、内閣府の宇宙政策委員会宇宙安全保障部会の部会長を務めている。ちょうど6月に発表された今後10年間の我が国の宇宙政策の基本方針を示す新たな宇宙基本計画や宇宙安全保障構想の背景も聞くことができた。

例会報告 《7月》
見学会報告
特別講演会
  • 村上陽一郎氏(東京大学名誉教授)
    都丸 亜希子
    2023 年 2023 巻 108 号 p. 9-
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

     5月31日の定期総会に先立ち、村上陽一郎氏(東大名誉教授)を講師に迎えた特別講演会を開いた。JASTJは創立当初から村上氏に多くの助言をいただいてきた。第1回から務められたJ賞選考委員を今期で退かれるにあたっての記念講演となった。J賞の選考でも話題になる「研究不正」を切り口に演題の「現代科学・技術と研究倫理」について歴史的な流れから現代課題を示し、今後のジャーナリズムへの期待を語った。以下に講演の要旨を紹介する。

オピニオン/理事会から
事務局だより
feedback
Top