農学国際協力
Online ISSN : 2436-2786
Print ISSN : 1347-5096
14 巻
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
総 説
Review
原 著
  • 渡辺 盛晃
    2016 年14 巻 p. 30-39
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/04/28
    ジャーナル オープンアクセス

    本調査はJICAが支援したラオス南部山岳丘陵地域生計向上プロジェクトのエンドライン調査結果を基に、地域住民の現金収入源、コメ・肉・魚の生産・消費を通じて彼らの複合生業の現状を概観することを目的とした。ラオス南部農村では多くの地域住民が車両、ハンドトラクター、バイクを保有し、農外との接触を増加させている。低所得グループでは農外収入、家畜販売、及び林産物販売が重要な収入源だが、高所得グループになると林産物販売が減少し、農外収入の占める割合が多くなる。コメについて見ると、低所得グループほど、3年前と比較してコメの消費が増加したと感じている。肉については、高所得グループほど、肉を消費する機会が増え、ウシ、ブタ、及び家禽を多く保有している。魚については、全てのグループで魚の消費が増加している。自然採取、養殖、及び市場から購入といった形で、入手手段が多チャンネル化している。

ケースレポート
feedback
Top