地域生活学研究
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05 巻
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 人もまちも経済も健康で平和な世界が持続できますように
    今井 壽子
    2014 年 05 巻 p. 1-6
    発行日: 2014年
    公開日: 2017/10/26
    ジャーナル オープンアクセス
  • 中野 英之, 石崎 巧馬, 高野 金助, 棚原 朗
    2014 年 05 巻 p. 7-17
    発行日: 2014年
    公開日: 2018/05/01
    ジャーナル オープンアクセス
    福島県伊達市の調査地域において、市販の線量計を用いた山林や河川の環境放射線の調査や、鉛インゴットを溶融させて作製した遮蔽容器と線量計を組み合わせた簡易土壌分析装置を開発するとともに、ヒマワリ栽培による除染の効果など、地元住民が関心を持つ項目について検証実験を行った。線量計を用いた環境放射線の測定では、長期にわたりコンスタントに調査を行うことにより、航空機モニタリングでは捉えることのできない有用な情報を得られることを示した。簡易土壌分析装置の開発では、少ない量の試料で、短い時間で多数の試料を分析する方法を確立した。さらに、放射性セシウムを移行させやすい環境下におけるヒマワリの試験栽培では、根系を含む分析により、ヒマワリはファイトレメディエーションの作物として適していないことを明らかにした。
  • 宮野 沙紀, 喜田 裕子
    2014 年 05 巻 p. 18-27
    発行日: 2014年
    公開日: 2017/10/26
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は,二重拘束状況における愛着の内的作業モデルと情報処理の関連を検討することであった。大学生74名を対象に,二重拘束場面想定法の手続きに参加してもらい,情報処理の指標として自由再生記憶および感情変化を測定し,また,二重拘束場面に対する言語反応を自由記述で回答させた。その後,質問紙により,愛着を構成する2要因(見捨てられ不安,親密性回避)および二重拘束経験頻度を測定した。分散分析の結果,自由再生記憶については,誤再生数で見捨てられ不安の主効果が有意傾向であり,見捨てられ不安が高いほど誤再生数が多い傾向が認められた。感情変化に関しては,「緊張-不安」に親密性回避の主効果が有意で,親密性回避が高いほど二重拘束場面に対する覚醒水準の低下が示唆された。また,「抑うつ-落込み」「怒り-敵意」に関して,見捨てられ不安と経験頻度の交互作用が認められ,経験頻度が高い場合に見捨てられ不安が高いほどこれらネガティブ感情も高まることが示唆された。言語反応は6類型に分類され,愛着の内的作業モデルとの関連が考察された。
  • タンザニアを事例として
    雨宮 洋美
    2014 年 05 巻 p. 28-41
    発行日: 2014年
    公開日: 2021/01/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿においてはアフリカにおける土地問題とは何か、について世界でも類をみない「村土地法」という独自の法規定により村行政に村土地所有権の管理を委ねる仕組みをおくタンザニアを事例として考察する。特に社会主義時代にはなかった近代的な個人の所有権という法的概念の出現がどのような世銀を主とするドナーの政策により導かれたのか、そうした政策に半ば反抗する形で制定された「村土地法」の慣習的所有権規定とはどのような内容か、そして新しく制定された「村土地法」はタンザニア国民にどのような影響を与えているのか、を中心として総説することを通じアフリカにおける土地問題の全体像を概観したい。
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