リハビリテーション医療DX研究
Online ISSN : 2758-7258
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特集論文:有事に備える,災害リハビリテーションにおけるDX戦略
一般論文
  • 後藤 多可志, 安藤 由起子, 木下 亜紀
    原稿種別: 短報
    2025 年3 巻1 号 p. 16-19
    発行日: 2025/12/26
    公開日: 2025/12/26
    研究報告書・技術報告書 フリー

    【背景】近年,我が国は少子高齢社会にも関わらず,認知・コミュニケーションに課題を有する子どもが増加している現状にある.しかし,小児の認知・コミュケーションの指導を専門とする言語聴覚士(以下,ST)の人数は十分といえない.この問題に対して,「成人領域のSTによる小児言語聴覚療法の実施」が提言されているが,成人領域のSTが小児言語聴覚療法を実施するために必要な要素は現在まで明確になっていない.【目的】成人領域のSTが小児言語聴覚療法を実施するために必要な要素を,Webアンケート調査にて検討する.【方法】対象者は529名のST.本研究ではGoogleフォームを使用した無記名式Webアンケートを実施した.対象者には,予備調査(後藤ら,2024)にて抽出された「成人領域のSTが小児言語聴覚療法を実施するために必要な要素」の11項目から,該当する上位3つを選択してもらった.【結果】「小児の臨床を経験した言語聴覚士から,言語発達障害児の評価・指導方法についてアドバイスをもらう」,「小児言語聴覚療法を見学する」,「小児の臨床を経験した言語聴覚士から,保護者支援についてアドバイスをもらう」の3項目が,他の項目に比して有意に多く選択された.【考察】成人領域のSTが小児言語聴覚療法を実施するためには,小児言語聴覚療法の臨床スキルだけではなく,保護者支援も重要な要素であると考えられた.

  • 宮崎 澪, 黒田 紋加, 竹内 真太, 櫻井 陽子, 西田 裕介, 鵜木 秀藤, 井上 哲秀, 板倉 聖二, 柏木 奈緒子, 寺田 壮輝
    原稿種別: 実践報告
    2025 年3 巻1 号 p. 20-23
    発行日: 2025/12/26
    公開日: 2025/12/26
    研究報告書・技術報告書 フリー

    【目的】本研究では,Mixed Reality技術を使用した介入が気分に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.仮説は「Mixed Reality技術により創造した動物とのふれあいを体験することで,実際の動物介在療法と同様に,抑うつ感や不安感が低下するなど気分に対して良い影響を与える」とした.【方法】対象者は成人73名とし,Head Mounted Displayを装着し,ハンドサインなどで仮想の犬を操作し,体験の前後で気分調査票に,体験後には自由記載の感想に回答した.気分の変化を体験前後の気分調査票の下位尺度にて比較した.【結果】爽快感が有意に増加し,疲労感,抑うつ感,不安感が有意に減少した.緊張と興奮は有意な変化を認めなかった.また自由記載欄には,良好な気分になったという意見が多く記載された.【考察】Mixed Reality技術によって,本物の動物がその場に居るように錯覚したことで,実際の動物介在療法と類似した結果を得ることができたと考えられる.緊張と興奮に対する効果が得られなかった理由は,Head Mounted Displayの装着や実施する環境が影響を与えていた可能性がある.【結論】Mixed Reality技術により創造した動物とのふれあいを体験すると気分に対して良好な影響を与え,実在の動物を用いた動物介在療法と類似した即時効果を得られることが示唆された.

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